現在使用されている代替フロン(R410A・R32)からノンフロン自然冷媒ガス(GF-08)への入れ替え工事について簡単に解説いたします。
自然冷媒ナチュラル5と呼ばれる、アンモニア・CO₂・水・空気・炭化水素の中でもノンフロン自然冷媒ガス(GF-08)は「炭化水素」になりますのでドロップイン工事が可能です。
「ドロップイン工事」とは
既存のエアコンや冷凍機の配管や機器本体を大きく改造せずに、冷媒ガスだけを新しいものに入れ替える工事方法です。
通常の冷媒変更工事では、コンプレッサーやバルブ、配管の交換など大規模な改修が必要な場合がありますが、ドロップイン工事では既存設備をほぼそのまま活用できます。これにより、工期が短く、コストを抑えやすいのが特徴です。
施工
STEP
01
現状調査
設置されている既存機器での外気温、設定温度、噴出温度や、流値などを
計測いたします。

STEP
02
フロン回収
設置機器よりフロンを回収いたします。(R410A・R32など)

STEP
03
窒素洗浄・真空引き
機器・配管内のフロン残留物を窒素ガス洗浄後、完全吸引いたします。

STEP
04
GF-08充填
回収したフロン量の約50~65%のノンフロン自然冷媒GF-08を充填いたします。

STEP
05
試運転・微調整
密閉、気密試験、漏れチェック、オイルストッパー装着、電圧調整などの微調整を行います。

STEP
06
施工結果確認
外気温、設定温度、噴出温度、電流値などを計測し、施工結果を確認いたします。

アフターメンテナンスと補償
点検
アフターメンテナンス
当社では、ドロップイン事業者と呼ばれる冷媒ガスの注入・排出の為の「第一種・第二種冷媒フロン類取扱技術者」資格を有したプロの施工技術者が対応させて頂きます。
またコールセンターを設置し、御社からの問い合わせの際には最寄りのメンテナンス会社からのコールバックがありますので即時対応が可能です。

補償
補償
万が一、事故や故障などのトラブルが発生した場合、東京海上日動保険「超ビジネス保険(賠償責任含む事業活動包括保険)保険」で対応させていただきます。
- 引受会社:東京海上日動火災保険株式会社
- 基本補償:1事故保険金額/30,000万円
- 特約・追加条項:■事故対応特別費用 ■被害者対応 ■第三者医療費用 ■不良製造品・加工品損害 ■不良完成品損害 ■共通保険金額 ■生産物等改修費用

安全対策
安全対策
屋外設置型の新冷媒ガス漏れ対策ユニット
室内機や冷媒配管が設置されている天井裏にガス漏れ検知センサーを設置し、室外機から数m離れた位置に冷媒ガス漏れ対策ユニットを設置いたします。

安全対策
国内唯一の冷媒ガス漏れ対策システム
空調機の配管が通っている天井裏に冷媒ガス漏れ検知センサーを設置。ガス漏れを検知した場合、天井裏の空気を吸引しダクトを通して屋外に強制排気することによりガスの充満を防ぎ火災や爆発の原因を排除します。また施設内で警報を発報、管理システムへの通知、無人の時間帯は警備会社へ通知対応いたします。
2021年10月に丸八空調工業株式会社が冷媒漏れ対処方法として日本国特許【特許第6955311号】を取得した国内唯一の安全対策です。

